美味しく飲んで頂くために

お茶が日本で栽培され始めたのは約14世紀ころからだといわれています。長い歴史を歩んできたお茶は日本人にとって馴染みの深いものです。毎日飲むお茶ですから、美味しさにもこだわりたいですよね。お茶の入れ方を知ることで、普段飲んでいるお茶を更に美味しく飲むことができます。

水道水を使って飲む際の注意点

使用する水にこだわることで、茶葉の味が一層引き立ちます。お茶に適しているといわれる水が軟水です。日本の水はほとんど軟水ですので、水道水でも美味しく飲むことができます。

水道水にはカルキが含まれているので、必ず熱処理をしましょう。沸騰後、2分〜3分ほど加熱を続けることでカルキを抜くことができます。そのあとは適度に冷ましましょう。熱処理だけでなく、水道水を汲んだ後、約5時間程度置いておくのも効果的です。

茶葉の量とお茶の入れ方

一人分の目安は、2g〜3gが適しています。お好みにもよりますが、茶葉は少し多目に入れた方が味が濃く美味しいお茶が楽しめます。適量の茶葉に、適温のお湯がポイントです。高級煎茶では約70〜80°、普通煎茶は80〜90°、玉露は50〜60°、棒茶は90〜100°くらいが目安ですが、ご自身で好みの湯温を見つけてみてください。

同じ茶葉でも、低い温度の場合は爽やかな味わい、高い温度の場合は香りや渋みがある味わいと違いを楽しめます。急須にお湯を入れて、1分ほど(深蒸し茶の場合は30秒程度)蒸して、お湯呑へ濃淡のないよう少しずつ均等に注ぎ分け、最後の一滴まで絞り切ります。